楽つみ木広場と木楽舎

□ 楽つみ木広場と木楽舎

清里キープ協会では「八ヶ岳カウンティフェア(ポールラッシュ祭)」が毎年開催されています。木楽舎、荻野雅之は、ポールラッシュ博士の「最善を尽くせ、一流であれ」の教えに出会い、1998年から毎年、手作り家具を出品し、1999年には、間伐材を用いた「楽つみ木」をはじめて出品しました。

翌2000年には、「丸ビル」の建て替えの際、発掘された基礎杭の活用募集に出会いました。「樹齢100年、丸ビルを支えておよそ100年、これから、100年子どもたちのためにつみ木を」と提案しました。70本の米松杭を譲り受け、楽つみ木を製作し、関係者に配布し、注目を集めました。

「楽つみ木」を用いた「楽つみ木広場」という催しは、2001年から本格的にスタートしました。2001年、山梨県で開催された第52回全国植樹祭では、1万個のつみ木を用いた「つみ木広場」を開催しました。全国各地の保育園、幼稚園、小学校、小児病院のほか、2006年には英国ロンドン市内の小学校で「つみ木広場」を開催しました。また、東京多摩市の「多摩センター子ども祭り」、東京国際フォーラム「丸の内キッズフェスタ」などのイベントの一部として「つみ木広場」の公演を含めますと、毎年50箇所以上で開催しています。

 

□ 「楽つみ木広場」とは

「楽つみ木広場」では、1万個程度の積み木を用意します。積み木は台形、立方体、長方形の3つ。これを使って、子どもたちが積みあい、つなぎあい、みんなで作品を作り上げます。

ひとりひとりが自分でつくりたいものを作り上げます。形ができてくると、もっとすぎいものを積みたい、大きなものを作りたいと一生懸命になります。もちろん、失敗することもあります。積み木は何回でも試すことができます。他の子どもがきれいなものを作っている、負けたくない、すごいものをという気持ちで、チャレンジしていきます。

「楽つみ木広場」では、時間を追うごとに、広場全体が大きな作品になっていきます。協力して、みんなで積み木の作品をつくろうと共同作業が生まれていきます。小さな子がお兄ちゃんの作っている積み木のために自分の持っている積み木を運んでいくような光景も自然と生まれてきます。集団で遊ぶ中で、仲間が自然に発生し、一つの目標に向かって、励ましあい、助け合いが生まれるのです。


子どもはつみ木広場という遊びを通して、社会と出会い、

創造的な問題解決の能力や共同する能力を身につけているのです。

 

 

「楽つみ木広場」をロンドンの小学校で行いました。日本語が分からない子どもたちも、日本と同じく、共同する力、助け合う力、相互関係の中で自分を表現する力が自然に生まれます。  また、子どもとお年寄り、子どもと看護師さん、子どもと母親の「楽つみ木」広場では、積み木が崩れて悲しむ子ども、両手に積み木を抱えてとまどう子どもも、時間が経つうちに真剣に積み木と対話するようになります。子どもたちのがんばりは回りの大人たちに伝わり、元気をもらうようになります。


楽つみ木広場は、言葉を超え、世代を超える心の架け橋になっているのです。

 

 

「楽つみ木広場」は、子どもたちが集団の中で創作・表現する始めての体験です。他の人に具体的に積み木という形で創作・表現できた自信、他の人と協力し作り上げた自信。子どもたちの自信は、新たなものにチャレンジする力、新たな環境で自分のことを伝達する力、対話する力を与えてくれます。


グローバル化し、異文化の人々とのコミュニケーション能力が問われる時代、

楽つみ木広場はコミュニュケーション能力の体験学習の場であると考えます。

 

 

 

「楽つみ木広場」の実施概要・プログラムをPDFで見る>>こちら



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