幼稚園の先生からの感想2

楽つみ木広場を体験して

楽つみ木広場は、プライベートで息子が幼少期に一度参加させていただき、私にとっては今回が二度目の体験でした。

今回は、主に年少組対象の回に、始めから終りまで関わりました。
年少組は、木楽舎さんのつみ木触れることが初めてという子が大半だったと思います。いつもとは違う休日、時間にお家の方と来園した子どもたちの期待に胸躍らせている様子が、そのまま子どもたちの表情にみられました。
まず、普段見慣れている幼稚園の遊戯室の扉が開放され、まぶしいくらいの真紅の絨毯に目を引かれました。あの色こそ、ひのき本来の色をしたつみ木が映える色に思えました。
お家の方に見守られながら始まったつみ木広場。寝転んでつみ木シャワーを浴びる前は、ちょっと不安気な子や、何が起きるか楽しみで開けていたい目を一生けん命に閉じて待っている子や、様々でした。子どもたちそれぞれに安心できたり、期待感を持たせられるような声かけをしました。硬い表情だった子ども達も、シャワーを浴び、荻野さんのお魚つみ木を見て、少しずつ緊張もほぐれていったようでした。
打ち合わせの際に荻野さんに言われていた、一歩引いて子どもたちを守る姿勢を心がけましたが、これがなかなか難しいものでした。つい誘導的な声かけをしてしまったり、手を出してしまいそうになったり。普段の保育に通ずる点でもあり、子どもたちと距離感を持つことのむずかしさに気づかされました。
自分ひとりでのつみ木へのとっかかり。年少組においてはどうなるのかしらとみていましたが、ほとんどの子が、すぐに目の前のつみ木に触れ、並べ、創造していました。イメージを想像し、それを形として創造する、本来の子どもたちの姿。大人の手助けを必要としないたくましい姿がありました。正直、驚きました。
普段は、大人しくて恥ずかしがり屋のMちゃんや、大勢の人の中では萎縮してしまいがちなSくんが、何度も何度も荻野さんのところへ駆け寄っては、自分の手のひらにのるほどの小さなつみ木をみせに行く姿も見られました。荻野さんに認めてもらうことの嬉しさが、その行動に表れていました。
気付けば近くでは、子どもたちの作品には目もくれず、一生懸命に自分の世界をつくりあげようとしているお父様もいました。子どもにはもちろん大人さえも夢中にさせてしまうたった三種類のつみ木。手のひらに触れているとそお肌触りに安心し、香りをかぐと心が癒されるようでした。
出来上がりを見れば、固定概念を打ち破る子どもや大人の発想。荻野さんのちょっとした一言で、遊びに広がりや、奥行きが生まれ、さらに、隣の知らない子どもと大人が一緒にひとつのものを創りあげていました。それもまた気付かないうちに。これはまさしく魔法ですね。つみ木の魔法。つみ木おじさんの魔法にかかった幼稚園の小さい、そして大きい400人以上の子どもたち。
途中で崩れたら、またやり直そうと、がっかりよりも嬉しそうな顔をした子どもたち。最後の幻想的な演出による作品発表。みなで崩す喜び。子どもたちにとっては最後まで楽しい体験だったと思います。
こんなに楽しい充実した時間を、たった一日で三回もしていただき、本当にありがとうございました。荻野さんの体力、気力共に見習わなければと思いました。子どもたちへの関わり方を保育に生かし、距離感を大切にしていきたいと思いました。
最後に年齢の高い小学生が対象のつみ木広場も、機会があれば是非一度見て見たいと、いち母親として思いました。



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